お知らせ
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作成日:2025/09/11
固定的性別役割分担意識について



ハラスメント問題のその背景には、職場環境の変化やデジタル環境、人権意識の高まりや価値観の多様化とともに、根強い「性別役割分担意識」が考えられます。

広島県のHPに、令和7年度男女双方の意識改革に係る調査結果について〜性別に係る固定観念の解消に向けて〜が公表されました。

「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という意見について
広島県全体で、「賛成計」が39%、「反対計」が61%でした。
(「賛成計」は、賛成+どちらかというと賛成、「反対計」は、反対+どちらかというと反対になります。)

令和6年度の全国平均は「賛成計」が29.9%、「反対計」が68.7%ですから、

広島県は、「賛成計」が全国平均よりも、9.9ポイント高いことになります。
エリア別でみても、中国地方は、北海道や九州を抜いて、一番高いエリアです。

性別、年代別でも同様の傾向が見られます。18〜29歳も、他の年代に比べて「賛成計」が低いわけではありません。
若い世代のこうした役割分担意識について、叡啓大学の瀬古素子準教授があるネット番組で解説されていました。それによると、大学進学の18歳、就職時の22歳の頃に、「反対計」の多くが転出してしまったためではないか、つまり、アンケートに回答しているのは「賛成計」が多いひとたちといえるのではないか。

非常にショッキングな調査結果でした。

今でも、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」と思う人が4割近いとは…。
長年、広島県の女性活躍推進アドバイザーとして活動し、肌身に感じていたので、納得感はありますが、
これほど、根強いとは…

引用
令和7年度
男女双方の意識改革に係る調査結果報告書2025年9月1日
株式会社サーベイリサーチセンター 広島事務所
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