作成日:2023/05/08
問いをたてるU
何かが気になると、いままで気づかなかったことに目がいったりします。
経済産業省の政策デザイン研修コンテンツ「JAPAN+D School」第2章〜問い〜
を見つけました。
問いは、答えを方向づけるため、どのような問いを立てるかが重要となる。(中村寛多摩美術大学教授、文化人類学者)
例えば、
「なぜ、公園のホームレスは減らないのか」
「どうすれば公園のホームレスは減らせるのか」
これらは、だめな問いの例ということです。
こうした問いは、公園のホームレスを、一般化、問題化し、公園からホームレスを減らすことが社会課題として設定されてしまっています。
(近頃、公園のベンチに仕切りがあったり、座りにくい棒状のベンチ、凸凹のよくわからないオブジェを当たり前に見かけます。これらは、排除アートと呼ばれています。筆者は、誤った問いの例ではないかと思います。)
そもそもホームレスの何が問題なのか。
背後にどんな解くべき社会課題があるのかに気づき、
具体的な生身の人間への共感と理解から
解くべき課題を、適切な文脈に位置づけ、具体的なアプローチを考えようとすることが文化人類学的アプローチということなのだそうです。
動画になっていて、わかりやすく解説されていますので、ご覧になってみてください。