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作成日:2023/02/07
欲望の資本主義2023(今やロールモデルはない)W




トライアングルの実現には、政府こそ重要というのは、イノベーション理論家、マリアナ・マッツカート、ユニバーシティカレッジ・ロンドン大学経済学教授。

以下、マッツカート教授のお話の一部
いかに政府を、企業を、そして両者の関係を統治したかが、市場に表われる。
政府抜きの企業の過剰な金融化は、市場に問題を生じさせる。
政府が十分な情報がないままに、企業の論理に依存するとき、市場は活力を失っていく。
「パワーポイントによる統治」
政府は、仕事をせず、管理の仕方も知らず学んでもおらず、コンサルタントに依存している。
公的部門には、効率性と公共性が期待されていたはず。
社会が必要とするモノやサービスを公正な価格で生産する。人々がそのモノを手にできることもイノベーションの定義であるべき。
人々がアクセスできなければ変化は起きない。

今日、私たちは、新たな汎用技術を探している。
これらは全て、巨額の公共投資と民間投資のたまもの。
公的部門にも、企業家精神を忘れてはならない。
ケインズは、政府の仕事は社会的投資のバランスをコントロールすることだといっている。
私は、リスクと報酬を互いに押しつけたり、独り占めしたりするのではなく、社会化を唱えている。
政府は、成長率ではなく、成長の方向性を見せるべき。

以上


一歩ひいてみると、資本主義は一時的なもの、
減速を予測しながらすでにあるものをうまく分配すること。(ダニー・ドーリングオックスフォード大学地理学教授)

資本主義は膨張の時代。これからは同じことの繰り返しの時代、安心の時代がやってくる。(循環の時代)そこで日本の出番がくる。(小幡績慶応大学大学院准教授)

大きな問題は、近視眼的なバイアス、経済状態が大きく変化するときは産業構造が全体として変わっていくことが必要。(野口悠紀雄 元大蔵省 一橋大学名誉教授)

世の中の当たり前をかえるには、協調が必要。競争競争で、ある意味、常識、当たり前が崩れている。
ここは、いったん、政府が登場してくるべき。日本は、国民性として協調は上手なはず。協調して世の中を変えていく、希望的にはそう思う。(渡辺努東大経済学部教授)

経済小国になっていくことを受け容れるか、ある程度の経済大国を維持するなら、移民受け入れ、積極的な少子化対策をするか。そろそろはっきりしないと政策は成り立たない。(森田長太郎SMBC日興證券チーフ金利ストラテジスト)

日本は自らの歴史を振り返り、過去の1930年〜1940年代の敵と心から和解すること。過去の全ての敵と仲直りし、心からの関係を回復すると、アジアで大きな影響力を保てるだろう。フランスもドイツと和解した。(ジャック・アタリ経済学者、思想家)

日本人は移民受け入れ能力に自信をもっていい。(エマニュエル・トッド歴史人口学者)

マリアナ・マッツカート、ユニバーシティカレッジ・ロンドン大学経済学教授
イノベーションは政治的。
政府も民間も不信感を抱えてしまい、どうせみんな腐っていると民主的な投票権を放棄しようとするときこそ、
人々の確かな参加で、いかに信頼を回復するかが重要。

今、日本が必要としているのは、森嶋通夫数理経済学者のご指摘
アジアの人々との協調と、
自分で問題を作り、解きほぐすための論理を考え出す能力をもった、自分の頭で考える人材と、
そのための教育。



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