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作成日:2023/02/05
欲望の資本主義2023(今やロールモデルはない)V




では、日本はどこで躓いたのか?

富のルールは、モノ作りから金融へと変遷していったのに、
工業化時代の成功体験にとらわれた日本。

「失われた30年」というけれど、何が失われたのか?
日本社会システムをデザインする経験が失われた。
社会システムのデザイナー(設計者)が失われた。起業ではなく、企てる企業。(小幡績氏)

長期的人口推移の政府債務の悪化からみると、今後もいろんな金融危機が何度か起こるだろう、
しかし、そのたびに、各国に比べても、大規模な財政出動をやるが、その後削減しない、これを繰り返していると、
結果は全く違ったものになるだろう。
日本は、過去の反省をあまりちゃんとやっていないようだ。分析、振り返りをやっていない。(森田長太郎ストラテジスト)

歴史から学び、今度こそ、2020年代のビジョンを更新するには、

日本には、競争も労働市場制度もない(フィリップ・アギヨン、コレージュ・ド・フランス経済学教授、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授)。両軸が必要。
新たな企業、新規参入を阻む制度ではなく、競争政策の改革が必要。
それには、政府と市民社会が肝心。政府、企業、市民社会の「マジック・トライアングル」

利益追求という動機やよりよい生活への欲求が、よりよいグリーンで包括的な成長に繋がるようにする。
企業家こそがイノベーションの担い手。
続いて、アギヨン氏は、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスでの、
森嶋通夫数理経済学者を語る。

森嶋通夫数理経済学者は、サッチャー氏の政策を時代に逆行するものとし、
シュンペーター的意味のイノベーション、日本人の特性が生きるイノベーションを提唱している。

シュンペーターは、公共性こそ企業家の本質という。

*ヨーゼフ・シュンペーター(1883年〜1950年)オーストリア・ハンガリー帝国モラヴィア生まれの経済学者。
企業者の行う不断のイノベーション(革新)が経済を変動させるという理論を構築。また、経済成長の創始者でもある。wikipediaより

*森嶋通夫(1923年〜2004年)経済学者。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス名誉教授
著書「なぜ日本は没落するか」等。


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