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作成日:2022/09/19
イギリスについて思うことU



イギリスは前例のない危機に直面しているのだそうです。

6年間で4人の首相、党内では派閥争いばかり

2019年の総選挙で、与党保守党は、EUとの離脱を実行するというスローガンで国民の支持を得て圧勝しました。

しかし、北アイルランド問題などで、混乱が続いており、EUとの関係は悪化しているのだそうです。

早速、トラス首相になって、

英領北アイルランドと、EU加盟国アイルランドの間の、自由な物流とモノの検査についての議定書の一部を発動するかどうかで、EUと緊張が走りました。
強硬姿勢のトラス首相でしたが、ひとまず、鞘はおさまりました。

その昔、イギリスは「ゆりかごから墓場まで」と福祉社会制度のお手本でした。
その後、イギリス病なる長期停滞状態が続き、

サッチャー首相が新自由主義(サッチャリズムといっても氏は、経済学者らのアドバイスを受けて施策に取り組んでいたわけで)施策を強いリーダーシップで強硬にすすめました。

細谷教授がいわれるには、サッチャー首相は、「政治の世界にマーケットの原理を導入し、所得の再配分が機能しなくなった。」のだそうです。

メイ首相は、サッチャリズムを修正しようとして、負けました。

トラス首相は、サッチャーチルドレンを名乗って登場してきたわけですが、
もともと国民の保守党支持率は第3位(1位労働党、2位みどりの党)

問題は山積みです。

2023年の経済成長率見通しは、G20の中で19位(20位はロシア)
エネルギー価格の高騰、
インフレ率の高さ

サッチャリズムを修正するのか、社会主義でもない、新しい第三の道がでてくるのか、それまで混乱は続くだろうということでした。

イギリスは2年後に総選挙を迎えます。

細谷教授は、12年続いた保守党はそろそろ政権交代するのではないか、
イギリス人には、長期に一つの政権に託すのをよしとしないバランス感覚があるといわれています。

しかし、冬に向かい、このまま、物価が高騰していくと、民意はどうなるかわからないともいわれています。

他国ながら、気になるお話でした。
EU離脱したイギリスは、日、米と関係を深めてきそうです。

イギリスの人たちのバランス感覚を信頼したい気持ちがあります。
(個人的に、ブロンテ姉妹、ジェーン・オースティン、アガサ・クリスティ、ヴァージニア・ウルフと、何故か好きな女流作家が多い。信頼感はそのあたりからきているかもしれません。)

そのバランス感覚、日本にも必要だと感じています。

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