お知らせ
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作成日:2022/09/09
英国について思うこと



英女王エリザベスU世ご逝去、衝撃的でした。
ほんの数日前、トラス新首相を任命されているニュースを拝見したばかりでした。
タータンチェックのスカートをお召しで、クリスティのミス・マープル(アマチュア老婦人探偵)を彷彿とさせた映像でした。
最後まで、女王としてのお役目を全うされ、敬意を表します。

英国は迷走しているとの細谷雄一慶応大学教授のお話をきいたばかりでした。(日本記者クラブ8月25日)

ジョンソン首相が、数々のスキャンダルで辞任し、トラス外相とスナク前財務相との投票で、
トラス外相が圧勝しました。

一見、英国は、人種、ジェンダーと多様性が突出しているように見えますが、細谷教授によると、

ジョンソン前首相、スナク前財務相、トラス新首相、3人とも、オックスフォード大学の名門校、かつPPE(Philosophy、politics and Economics 哲学、政治学、経済学を同時に学ぶ、いわゆるリベラルアーツ)出身ということです。一分野を深く学んだのではなく、広く浅く、学ぶという、日本では、推奨されていることを
細谷教授は、弁はたつが、信念がないというようなことをいわれていました。
専門家からすると、そういう見方があるのだと、目が覚めるようなお話でした。

保守党は、党員がかつてより半減し、男性、高齢、富裕、南部と限られた階層とイデオロギーに偏り、まさに右傾化しているとのことです。

では、労働党はというと、党内がまとまらず、エネルギーを使い果たしている。

保守党内では、相変わらず、ジョンソン前首相の人気は高い(誠実かはわからないが憎めないキャラクター、クリスティー作品によくでてくる)が、国民的に人気があるわけではないそうです。

国内ニュースをみていただけでは、見えないお話でした。







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