お知らせ
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作成日:2022/07/23
平和学U



OSCE(欧州安全保障協力機構)は、バンクーバーからウラジオストックまでを網羅した地域安全保障機構
原則は、「共通の安全保障」
自国の安全の追求が他国の安全を脅かさないようにする。

今、ウクライナでおこっていることは、ウクライナ東部ドンパス地方、ドネツク、ルハンスク地域の領土争いで、
2014年、ミンスク合意、2015年、OSCEやドイツ、フランスが加わってミンスクUが署名されたけれど、履行されず、現在まで、紛争が続いている…

停戦合意への道は

各国の学者の皆さんが様々な意見を発信されているようです。

その一つ、ケンブリッジ大学のローターパクト国際法センターのマーク・ウィラー教授が「ウクライナ和平プロジェクト」として、ウクライナ枠組み合意案を出されているそうです。

その中には、NATOとロシアを包摂する大きな欧州安全保障アーキテクチャ(構造?)の構築と、停戦監視武器等の監視について、OSCEが果たす役割

しかし、その道は遠い。

また、戦争が長引けば、今後、ヨーロッパは、正義派と和平派と分断の可能性を示唆する意見もあります。

正義派は、ポーランドやバルト三国、イギリスなど、ロシアを押さえ込まないと将来の欧州安全保障が危ない。

和平派は、イタリアやドイツ、フランス等、速やかに停戦しなければ、NATOが巻き込まれる可能性があり、食糧危機、それに伴うアフリカ諸国の難民問題が噴出。

本当に難しい。

ちなみに、武器供与しているアメリカは、正義派。

しかし、君島教授は、ロシアやウクライナ、アメリカの市民社会の停戦を求める声に可能性を見いだされています。

結局、ロシアは、ソ連崩壊後、ロシア連邦憲法を作ったけれど、国内の立憲主義に失敗した…
大統領に権力が集中し、それを立憲的に統制することに失敗したと。

外交問題であると同時に内政問題でもある。

立憲主義か…

今まで、8年間も紛争が続いていることを知らなかった反省と
日本の立憲主義は働いているのかという新たな疑問(個人の意見)

世界の片隅で悩む一市民です。






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