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作成日:2022/07/14
平和学T



ウクイライナシリーズ16君島東彦立命館大学国際関係学部教授のお話

平和学は、米ソ核戦争という人類的危機を防ぐために生まれました。

戦争の原因と平和の条件を探求する学問で、政治学、法学、経済学、哲学、心理学等の諸学問の共同作業だそうです。

君島教授によると、平和とは、すべての敵意が終わること(イマヌエル・カント 「永遠の平和のために」 1795年)
国家間の憎悪の連鎖を終わらせること。

平和学は、「紛争の根源にある構造を把握してそこから紛争の克服を考える」学問

なぜ、ロシアはウクライナに侵攻したのか

@安全保障上の不安感、NATOの東方拡大
Aかの大統領がもっている帝国意識
B米国を覇権国とする世界秩序(パックス・アメリカーナ)が黄昏を迎えている今、ロシア(及び中国)を中心として、グローバル・サウス(途上国)とともに新しい世界秩序を目指している

等があるそうです。学者によって比重はそれぞれ違うようですが。

ロシアは、ウクライナと戦争をしているだけでなく、米国中心の世界秩序と戦っている…

欧州には、OSCE(欧州安全保障協力機構)というものがあり、57カ国が加盟し、ウクライナもロシアも加盟しています。もちろん、アメリカも。

「その前身は、CSCE(全欧安全保障協力会議)。冷戦期、北大西洋条約機構(NATO)とワルシャワ条約機構(WTO)加盟国の間で、中欧の相互均衡兵力削減交渉を目的に会議を開始、1975年、ヘルシンキ最終文書を採択。

信頼醸成措置や人的・経済的交流の拡大による東西対立緩和を目指す。
            
冷戦終焉後、1995年、CSCEからOSCEへと名称変更。ワルシャワ条約機構は消滅し、全欧州の信頼醸成へ。

軍事的側面からの安全保障のみならず、経済から人権に至るまでの包括的な分野を対象。

日本はパートナー国、日本の 『積極的平和主義』 の考え方を共有し、ともにグローバルな安全保障課題の解決に取り組むパートナー 」 (外務省HPより)

君島教授は、今、加盟国間の相違を橋渡しする場を絶ってはいけないといわれています。

次回に続きます。

  

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