作成日:2022/06/21
ナノカーレース
さる3月24日から25日にかけて、フランス・トゥールーズで、第2回国際ナノカーレースが開催されました。
世界最小の24時間カーレースで、日本チームが初優勝しました。
参加8チームの中で、日本から2チーム、NIMSーMANA(つくば市にある物質・材料研究機構)チームと奈良先端科学技術大学院大学とフランスの大学との共同チームが入っています。
ナノは「10億分の1」を表す単位です。イメージでいうと、地球と野球ボールくらいの感じとのことです。ニコニコ動画の24時間配信で説明しています。
つくばチームのナノカーの構造は、炭素、水素、フッ素、窒素、銅の原子で設計されています。
「SliderーSpider」スライダー・スパイダーは全長2.5ナノメートルの分子マシンです。
参加チームのドライバーはフランス国立科学研究センターに集結し、会場に設置されたコンピューター端末を操作し、それぞれのチームの所属先(つくばチームはつくば市にある機構)に設置された走査型トンネル顕微鏡(STM))内に置かれたナノカーを遠隔操作で走らせるということです。
日本が一番遠い。
つくばチームのドライバーは、スゴ腕のプローブ顕微鏡研究者川井茂樹氏
24時間ぶっ通しでした。
どうやって走らせるか。
超潤滑現象を利用しているそうです。
説明されていますが、正確な情報は、ぜひ、HPをご覧ください。
すごいことをやられています。
皆さん、とても楽しそうで、ほっこりします。
ちなみに、カーレース繋がりか、未来の電気自動車か、T自動車さんがスポンサーです。
ナノなので、医療にも…
宇宙にも…
そんことは別にして、とても楽しいカーレースでした。